ABCお笑いGP王者が初冠番組 最初から優勝が決まっているコンテスト?!とは

お笑いの本場であるであろう大阪で開催される登竜門的なお笑いコンテストがある。それが今月9日に行われた「ABCお笑いグランプリ」である。そこで優勝したのがお笑いコンビ「霜降り明星」です。そしてなんと初冠ラジオ特番「霜降り明星のだましうち」がコンテストを主催したABCラジオで23日の午後10時半から放送される。
番組は「霜降り明星」の面白さに注目していた若手ディレクターがグランプリの結果が出る2カ月前にオファーした“青田買い”で実現したというから、ちょっときな臭い感じもしなくもないが・・・・。(よくコンテストでありがちな、事前に優勝が決まっていたパターンか?!)

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「霜降り明星」は、ツッコミの粗品さんとボケのせいやさんが2013年にコンビを結成しています。ものまねが得意なせいやさんが、有名なアーティストのマイナーな曲を歌い、「似ているのかよくわからん!」と粗品さんにツッこまれるネタが人気なようです。

このラジオ特番は、若手芸人にチャンスを与えようと企画された実験枠「日曜スペシャル」(日曜午後10時半~11時)で放送されるもよう。入社2年目の三浪瞭ディレクターが、入社前から注目していた若手芸人として「霜降り明星」を挙げていたことがきっかけで5月に制作が決定したという。グランプリ本戦直前に行われた打ち合わせでは、2人で「もしグランプリを取ったらオープニングトーク盛り上がるなあ」と話していたという。しかし、なんだか怪しさは拭いきれませんね。

番組は、2人がグランプリで優勝した2日後に収録が行われ、優勝までのエピソードと優勝の瞬間の気持ちなどを語るほか、映画好きのせいやさんのおすすめ作品を紹介したり、得意のものまねで各界の著名人からのお祝いコメントを披露したりするようだが、仮に優勝していなかったら成立しないわけで、やはり芸能界はある程度筋書きが出来ているということを如実に表しているといえるのではないだろうか。

(毎日新聞のWeb版を一部参考にしました)