TOKIO「ボーカル長瀬智也」は、デビュー直前に決定!?

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15歳で大抜擢を許したメンバーの懐の深さも大きいのでしょうね。

TOKIOのレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)が、相変わらず好調だ。日本テレビの日曜ゴールデンを支える番組の一つで、この番組の活躍から、TOKIOは“農業系アイドル”とも呼ばれるようになった。

 SMAPが解散し、現在のジャニーズで、TOKIOは少年隊の次に古いグループとなった。今のように活躍するまでには、TOKIOにもいろいろな歴史がある。1980年代のアイドル全盛期には、ジャニーズからバンドとしてセンセーショナルなデビューを果たした男闘呼組がいた。TOKIOは、彼らに続いて、ジャニーズのバンドグループとしてデビュー。アイドルでありながらバラエティ番組に挑戦し、活躍の場を広げていったSMAPとは、また違った路線で勝負を挑んだ。

 TOKIOは、楽器の演奏はもちろん、実はバック転やダンスもできるマルチなグループだ。もともとは、89年にアイドル歌番組『アイドル共和国』(テレビ朝日系)で結成された、城島茂と山口達也による“城島茂バンド”からスタートしている。一説には、これは城島がプライベートで作ったバンドだといわれていて、その後ジャニー喜多川社長によって“TOKIO BAND”と改名されている。

 当初、元“平家派”の国分太一、松岡昌宏、さらに現在はすでに退所している1名がメンバーとなり、城島とともに4人でTOKIOを結成。その後、城島がジャニーさんにかけあい、山口が加わった。今ではバンドのイメージが強いが、その頃はバックダンサーとして先輩のバックにつくこともあった。当時は、誰かのバックにつくとき、サポートや人数合わせで参加するときなど、状況に合わせてメンバーを組み替え、さまざまなユニットでの活動をしていたという。

 そして最終的にTOKIOとして、メンバーは5人に確定。しかし、デビューを控えた94年、メインボーカルだったメンバーが事務所を退所し、芸能界を引退してしまう。そこで、タンバリンを叩いていたサポートメンバーの長瀬智也が、15歳にしてメインボーカルに抜擢。現在のメンバー構成になった。

 94年9月21日にリリースされたデビューシングル『LOVE YOU ONLY』は、52万枚以上を売り上げ、デビューからわずか3か月あまりで『NHK紅白歌合戦』(NHK)に出場。当時の“史上最速記録”を作った。これは、今のメンバー五人だったからこそ出せた結果ではないだろうか。

 ジャニーズのベテラングループTOKIO。これからも後輩たちを導く存在として、第一線で活躍し続けてほしい。

 (日刊大衆より)