小山慶一郎 40才になったら問題提起ができるキャスターに

いい流れではありますよね。小山くんの能力ってこともあるのでしょうが、キャスター自体の能力もちょっと低下しているって感じは否めないですよね。
そこまでのキャラクターのある人が育ってはいないですよね。テレビからはもう出てこないのかもしれませんね。

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ジャニーズが育てようとしているのはひしひしと伝わってきますよね。

報道の最前線『news every.』(日本テレビ系)でメーンキャスターを務め、「視聴者の中には日本テレビ社員だと思っている人もいます」と本人も笑うように、報道キャスターとしての認知も非常に高い小山慶一郎(33才)。ジャニーズの人気グループ・NEWSのメンバーでありながら、キャスターとしての確かな実力を築いてきた小山に密着した。

 

 2010年の4月に『news every.』のサブキャスターに就任。キャスターに抜擢されたきっかけは少し意外で、『24時間テレビ』だったという。

 

「2009年にNEWSで『24時間テレビ』のパーソナリティーをさせていただいた時に、聾学校の子供たちとコミュニケーションをとるために手話を覚えたんです。その後も手話の勉強を続けていて、それを番組を立ち上げるプロデューサーさんが知り、“手話の勉強を続けているこの人なら報道番組も続けられる”と選んでくださったんです。予想外のお話でした。実は事務所の社長のジャニーさんからも『You、アナウンサーに向いてるから、テレビ局に入社して、ジャニーズの仕事もしちゃいなよ』と言われたことがあったんです(笑い)」(小山・以下「」内同)

 

「日本テレビの社長さんから“何年入社?”と聞かれて、“ジャニーズ事務所です”とお答えしたこともあります(笑い)」という逸話もあるほど、今ではキャスターぶりが板についている。しかし、最初の頃はアイドルとの“二足のわらじ”に悩んだこともあったと打ち明ける。

 

「最初の頃は、“ジャニーズだからキャスターもやらせてもらえるんだろう”という色眼鏡で見られるのを感じていたので、コンプレックスでした。気づいたら、今ではみんなが日テレの人だと言ってくれる(笑い)。そうなれたのは、スタッフさん、共演者の皆さんに見守られながら、毎日、自分を甘やかさず、自分自身と闘ってきたからかな…と。最初は原稿を読む時に噛んでしまって2日くらい立ち直れない日もあったり、たくさん悔しい思いもしました。今は文章を読むだけではなく、いかに伝えられるかが大事だと思っています」

 

 2014年1月からは月〜木曜1部のメーンキャスターに抜擢!

 

「ぼくは夢は口にすることが大事だと思っていて、35才か40才になったら帯番組(複数曜日の同じ時間帯に放送されるレギュラー番組のこと)を挑戦してみたいと口にしていたんです。そうしたら30才で実現しました。責任感とプレッシャーは増したけど、自分の番組という愛着もさらにわいて、“every.”なくしては小山慶一郎はないというくらい、番組の大きさを感じています。

 

 今はいかに中立的に物事をとらえて話すかをいちばん大事にしているけれど、40才とか説得力のある年齢になったときには、主観的な考えも言って、問題提起ができるキャスターになりたいですね」