国民年金、大学生はどうすればお得?

 

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破たんするといわれ続けてなんとか継続しているこの制度。果たしてどうなるのか。

 

学生なら未納ではなく学生納付特例制度を

追納は10年可能。余裕があれば追納が安心20歳になると国民年金に加入することになりますが、学生であっても例外とはなりません。国民年金は、老齢年金、障害年金、遺族年金が受給できる、いざという時のためのもの。

特に、障害を負った場合に障害年金が受給できないと大変。学生であっても、未加入ということだけは避けたいものです。

国民年金の保険料は月額1万6490円(平成29年度)。この金額を学生でも負担するのは厳しいところ。こんな時に利用できるのが、学生納付特例制度。収入が一定額以下(※)の学生には保険料納付を猶予しようというものです。
※扶養親族、社会保険料控除等がなければ、前年所得118万円以下。アルバイトなどの給与所得の場合は、年収183万円以下

この特例を申請しておけば、国民年金には加入している事になります。特に、一定の障害状態になれば障害年金を受給することができるので安心です。保険料の納付が難しい学生は、この特例を必ず受けましょう。

ただしこの制度は、あくまでも納付の猶予。免除ではありませんので、将来受給する老齢年金の金額には反映されません。この老齢年金額を増やしたい時には、社会人になってから猶予してもらった保険料を追納しましょう。追納が出来る期間は10年。ただし、3年目以降は本来の保険料に加算額が上乗せされます。

追納をするかどうかの判断は迷うところ。払う保険料と将来受け取る年金額を比べてみましょう。現状では、支払う保険料1か月分は1万6490円。この1か月の保険料納付分として、将来受け取る老齢基礎年金は、年額1623円(いずれも平成29年度)。つまり、老齢年金を10年以上受け取るのであれば追納するほうがお得というわけ。ただし、この計算は現行の年金制度のお話。とはいえ、保険料を払うと将来の年金額が増えることは確かです。追納しておくと安心ですね。

大学院進学で4年特例、将来の年金額は1割減

大学院進学などで学生時代が長くなり、この特例を受ける期間が延びる場合もあるでしょう。例えば修士大学院2年間通うと、通常24歳になります。となると、納付特例期間は4年間。

これは、少し将来の老齢年金額が不安になります。というのも、将来の年金額は保険料を納めた期間に比例するからです。本来40年間(20歳から60歳まで)納めるべきところを4年間納めていないとなると、将来の年金額は10分の1減るということ。これは少し影響が大きくなります。

大学院時代は保険料を納める、社会人になってから追納をするなど対策を考えておくといいでしょう。

親が保険料負担なら、節税効果も

実際には、子どもの年金保険料を親が負担して支払うケースもあります。この場合は、親の所得税、住民税が安くなります。

家族の年金保険料や健康保険料などを負担した場合、その金額を社会保険料控除とすることができるからです。例えば、所得税率20%の親が子どもの年金保険料を負担したとしましょう。年金保険料は年間19万7880円(月額1万6490円なので)。となると、所得税と住民税あわせて30%、5万9364円の節税が期待できます(復興特別所得税は考慮せず)。

保険料支払うなら、付加保険料納付が絶対お得!

保険料を納付するなら、ぜひ払ってほしいのが付加保険料。これは、自営業者や学生などの第一号被保険者だけが加入できる、年金保険料のオプションのようなもの。将来の年金額が確実にそれもお得に増やすことができます。

月400円の付加保険料を支払うと、将来の老齢年金額が年間200円あがります。これ、2年間年金を受給したら元がとれる制度です。これはお得ですよね。保険料を支払うなら、この付加保険料もあわせて納めましょう。

学生にとって年金は遠い世界のようにみえるでしょうが、自分の将来をしっかり守る大切なものです。制度をきちんと理解して、きちんと対応を考えておきましょう。 

(オールアバウトより)