ギョ!なぜか顔に見える?シミュラクラ現象など不思議な錯覚6つ

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これは夏休みの課題に使えそうですね。

空き缶のプルタブを取った缶の口を見て「あれ?顔に見える?」と思った経験はありませんか? 

私たちの日常生活には、様々な錯覚が潜んでいますが、メカニズムなど知らないことも多いと思います。 

錯覚は、医療にも役立てられている事例もあるので、健康にも関わる興味深い分野でもあります。 

今回は不思議な6つの錯覚現象例を元に、医師に詳しくお話を伺いました。
1. シミュラクラ現象

概要 
3つの点などの構造が逆三角形状に並んでいると、顔のように見えるという現象です。 

事象例 
・車を正面から見た時、ヘッドライトが目、中央のマークなどが鼻や口に見える。 
・写真に写った影が顔のように見える、いわゆる心霊写真。 
・(^_^)が笑顔のように見える。 

錯覚のメカニズム 
目でとらえた画像を脳で処理する際、三つの物が並んだ構造に強く反応する脳細胞があると考えられます。 

こういった機能は、風景の中から敵の姿を素早く見つけるのに役立つので、生存に有利であったと考えられます。
2. パレイドリア効果

概要 
見たり聞いたりした情報の中から、なじみ深い事物を連想することです。シミュラクラ現象もパレイドリアの一つ。 

事象例 
・月の模様を見て「兎がいる」と思う。 
・曲を逆再生すると何かのメッセージのように聞こえる。 

錯覚のメカニズム 
情報を脳で処理する際、自分の知ったパターンにあてはまることができないか、常に検討しているためと思われます。 
3. フレゴリの錯覚

概要 
どの人を見ても、すべてとある人が変装した姿であると思い込むような妄想のこと。統合失調症や妄想性障害に見られる病的妄想と考えられます。 

フレゴリはイタリアの俳優で、様々な役を巧みに演じ分けることで有名であったとされています。 

事象例 
「自分に敵意を持つある人が、様々に変装して現れ、あの手この手で私を攻撃してくる」 などと考える。 

錯覚のメカニズム 
不明ですが、脳内で何らかの情報処理の誤りが起こることで、自分と世界の境界線があいまいになり、何が正しくて何が正しくないのかが判断できなくなっているためと考えられます。
4. カプグラ症候群、ソジーの錯覚

概要 
自分や周囲の人たちが「うり2つの偽物にすり替えられており、実は替え玉である」「本物はどこかに閉じ込められている」と考えるような病的な妄想のことです。 

事象例 
・家族に対し「お前は偽物だ」と言って敵意を示す。 
・今住んでいる町は、本物そっくりに作られた偽物で、本物はどこかに移されてしまった、と言う。 

錯覚のメカニズム 
フレゴリの錯覚と同様です。
5. シャルパンティエ効果

概要 
同じようなものなのに、イメージで重い軽い・安い高いなどを判断してしまうことです。 

事象例 
・1㎏の鉄球と1㎏の綿を渡され、どちらが軽いと思うか?と聞かれたとき、なんとなく1㎏の綿のほうが軽いような気がする。 
・1000円と980円だと、980円のほうが非常にお得な感じがして手に取りやすい。 

錯覚のメカニズム 
鉄=重い、綿=軽いという先入観があると、感覚を正確に評価できなくなってしまうという人間の特性があるからと思われます。
6. クロノスタシス

概要 
眼球運動をしてものを見た時、最初に見えた映像がわずかに長く続いているように認識されます。 

事象例 
秒針がカチッ、カチッと動くアナログ時計が壁にかかっているとします。目を動かしてその時計を見た時、最初の一秒が、その次の一秒よりも長くかかったように見えます。 

錯覚のメカニズム 
人間の目は非常に高速で動いて指標にたどり着いて凝視するということを繰り返していますが、高速で動いている間の映像は脳には届いているものの無視されています。 

そして、指標を凝視しはじめてから、そこで見た情報をもとに、高速で目が動いていた間の情報を穴埋めします。 

そのため、最初の一秒に脳がわずかに時間を継ぎ足して認識しており、次の一秒よりも長く感じると考えられています。
医療で錯覚をいかした事例

ロールシャッハテスト 
スイスの精神科医ヘルマン・ロールシャッハによって考案された、性格検査・心理テストの一種であるロールシャッハテストは、一見ただの点をばらまいたような画像ですが、その中から顔や木などのパターンを読み取ることができます。 

これはパレイドリア効果を利用しています。 

糖尿病患者の食事 
糖尿病患者が、少ないご飯で満足するために、色が黒く、口径が大きくて浅めの食器に盛ると、ご飯の白色が目立ち、ご飯の量が多く見えて、満腹感を得られやすいと言われています。
最後に医師から一言

人間の脳には一定の処理パターンがあり、多くの人に共通する錯覚や認識のくせがあるのは興味深いことです。 

(監修:Doctors Me 医師) 

(ニフティニュースより